LPガス原料費調整制度導入のご案内
平素より弊社のLPガスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
さて、このたび弊社では、平成30年7月検針分のLPガス料金からLPガスの「原料費調整制度」を導入させていただくことになりました。
ご理解賜りますとともに、今後とも宜しくお願い申し上げます
● 原料費調整制度導入の理由
LPガス輸入価格は、ガス産油国の輸出価格や為替といった外部要因にて毎月変動しています。平成29年6月液化石油法改正により価格改定(値下げ・値上げ)の2か月前通知が義務付けられ、価格改定の時期がずれることもあり、お客様にご迷惑をおかけいたしておりました。
● 「原料費調整制度」とは
原料費調整制度は、お客様に対する料金の透明化や適正化のために電力、都市ガス会社では、すでに導入されている制度です。LPガスの輸入価格が変動(値下げ・値上げ)した場合に、速やかにガス価格に反映させる制度です。毎月変動される輸入原料価格と基準原料価格を比較し翌月検針時のガス価格に反映致します。また、毎月LPガス輸入価格につきましては新聞やインターネット等でご覧になれます。
● お客様への調整額のお知らせ
毎月の調整額のお知らせは、当ホームページ及びLPガス検針伝票・請求書にて
お知らせいたします。弊社では、従来にも増してより安全に・より快適にLPガスをご利用いただけるように努めてまいります。今後ともご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
● 時期及び基準原料価格について
1.導入開始月月:平成30年7月検針分より
2.基準原料価格:61,850円/㌧(平成30年3月輸入価格)
● 原料調整額の算出方法
毎月の従量料金に対する原料費調整は、以下の算式に基づいて算出いたします。
原料調整額(円/㎥税抜)=
(当月原料価格 円/㌧-基準原料価格 円/㌧)÷1,000㎏÷0.478 (小数点以下切捨て)
● 原料価格の算出方法
中東品Ⓐ ={(CP × TTS)+ 中東調達コスト} ×70%
米国品Ⓑ ={(MB + 米国調達コスト)× TTS} ×30%
原料価格 = 中東品Ⓐ + 米国品Ⓑ (小数点以下切り捨て)
※基準原料価格は、61,850円/㌧(平成30年3月輸入価格)を基準とします。
[計算例]
中東品Ⓐ{(502.5×108.96)+5,300}×70%+米国品Ⓑ{(456.25+150)×108.96}×30%
[備考]
・CP :サウジアラビア国営石油企業の通告価格
・TTS :為替レート 三菱UFJ銀行の対顧客電信売相場(円/㌦)の前月平均
・MB :モントベルビュー社発表の米国シェールガス価格
・中東調達コスト:5,300円/㌧(平成30年5月現在)
・米国調達コスト:150 ㌦/㌧(平成30年5月現在)
・産気率:プロパンガスの重量から体積への換算率は以下の値を採用致します。
1㎏ → 0.478/㎥
※中東・米国の原料価格比率(7:3)、及び各調達費は定期的に変動致します。